雨季のはじまり (1998年)

制作・著作 NaMe

与えてもらった餌に脅えて
  それでも飛んでける鳥はいいねと君はつぶやいて
    その時僕は聞こえないふりを するだけの愛

二人の手のひら高く伸ばせば
  太陽もつかみとれるはずなんて嘘を語り合う
    ちっぽけな僕等見下ろしている 残酷な空は青

汚れた硝子窓 開けてしまえば
  景色も消せる みたいな 気持ち 抱えて

青空を飲み込んでく 歪んだ地平に並んだ樹木を
  君の火が焼き尽くす場所へ

僕等が生きてる物語には
  楽しいこと悲しいことみんな準備が終わってて
    それでも君は握りしめていた 名も知らぬ種

 

誰かがささやく祈りの声が
  滴るような緑の山を野原をいまふるわせ
    やがて立ち昇る細い煙を 僕等はただ見る

乾いた絶望の 季節を終わらせるため
  君は 一人で 河を 渡る

この世界を壊せるほど 強い力があれば
  僕を一瞬だけ 結び付けられる

青空を飲み込んでく 歪んだ地平に並んだ樹木を
  君の火が焼き尽くす 場所へ

小さな歩幅で測れた距離は 救われるはず




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